EK-11 クラシエ 柴胡桂枝乾姜湯 エキス細粒

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商品情報

  主となって治療にあたる病状・体質(証)(Mainly treatment)
神経症・不眠症・ノイローゼ  
柴胡桂枝乾姜湯 クラシエ 柴胡桂枝乾姜湯 エキス細粒 クラシエ 柴胡桂枝乾姜湯 エキス細粒
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  ●疲れやすく、手足が冷え、イライラと不安感があり、痰の多い方に用います。
カネボウ 柴胡桂枝乾姜湯 エキス細粒は、平素あまり丈夫でない方、イライラして睡眠も充分にとれない、といった神経症状が著しく、時に動悸や息切れを覚えるような方に用いられます。
●また、更年期障害、血の道症にも効果があります。
○発汗過多による脱水と裏寒の症状に用います。肝気鬱結による精神症状のある方に用います。
●虚弱体質で繊細な神経をもち合わせた方に効く穏やかな処方で、体の熱や炎症を解消し、神経の疲れを癒して心身にかかわる病気全般に用いられる妙薬です。
●虚証の方のこじれた風邪(軽度の胸脇苦満があり、微熱や頭痛な どのあるもの)が良い適応となります。
●その他、虚証で軽度の胸脇苦:満を認める方の神経性心悸亢進症・不眠症などに用います。
●手足は多少冷えることが多いですが著しくはなく、神経質で、著しい湿証でないことを条件とします。
 
  【適応症】神経症、不眠症、血の道症、更年期障害、感冒、インフルエンザ、心臓衰弱、胸部疾患、肝臓病などの消耗性疾患の体力増強、貧血症、神経衰弱、肝炎、胆嚢炎、気管支炎、肺結核、胃アトニー、気管支拡張症、肺炎、肋膜炎、腎炎、腎盂炎、自律神経失調症、心悸亢進。  
  【注 意】(Remark) ×残念ながら、手足の冷えが著しい方、湿証(水分停滞)が著しい方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。
 
  【妊娠・授乳の注意】女性 ●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
 
 
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k1282 (EK-11)2.5g×42包(2週間分) 3,790円 3,980円(税込)
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k1283 (EK-11)2.5g×294包(14週間分) 25,524円 26,800円(税込)
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診断のポイント

次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。
●虚弱で神経質
●しばしば盗汗、冷え症
●極軽い胸脇苦満と臍上悸
 
  柴胡桂枝乾姜湯は、次のの方に最適です。
弁証論治
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リンク肝気鬱結(肝気鬱滞) »
リンク肝脾不調(肝鬱脾虚) »
雲崗石窟(山西省大同市)  
張仲景(医方の祖)
 

効能効果

(efficacy)(健康保険上) 体力が弱く、冷え症、貧血気味で動悸、息切れがあり、神経過敏のものの次の諸症:更年期障害、血の道症、不眠症、神経症
 
 

成 分

中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。本薬1日量(7.5g)中:日局サイコ6.0g、日局ケイヒ3.0g、日局オウゴン3.0g、日局ボレイ3.0g、日局カンゾウ2.0g、日局カロコン3.0g、日局カンキョウ2.0g
上記の混合生薬より抽出した柴胡桂枝乾姜湯エキス粉末 3580mgを含有する。
添加物として日局乳糖、日局ステアリン酸マグネシウムを含有する。

 
 

組成成分

次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。
柴胡  黄芩  リンク牡蛎(3) »  リンク?楼根(3) »  桂皮  乾姜  甘草 

李時珍(本草綱目の編集)龍門石窟(河南省洛陽市)
 

使用方法

食前または食間に服用 通常、成人1日7.5gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
 
  【使用上の注意】 (directions)
【重要な基本的注意】
1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。   
 
 
本剤は、〈細粒〉です。
顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。
 
 
長生きの方(中国の100歳以上)

症例・病例・治癒例・case study
足跡【柴胡桂枝乾姜湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
 

1〈慢性肝炎〉

治例図

43歳、会社員。
数ヶ月前からの異常な疲労感の持続に不安を感じて受診。慢性肺炎と診断されて、強力ミノファーゲンの注射やその他の治療を受けているが、よくならないと言って私の所へ来院しました。体格は中等度でしたが、血色がやや不良で、舌にはやや乾燥した白苔が同等度にあり、脈は弦、腹力は中等度よりわずかに軟、両腹直筋はわずかに緊張し、心下宿硬が軽度みられます。胸脇苦満も右に軽度で、房の上下一横指の付近に腹大動脈の拍動を触れます。上腹部に比べ、下腹部の腹力が弱い、即ち瞬下不仁が認められます。自覚的には、疲れやすい、口が渇く、食欲があまりないなどの症状があります。この症例はまさに柴胡桂枝乾姜湯の典型的な状態です。瞬下不仁は八味丸の適応症です。これらの自他覚的症状の組合わせによって柴胡桂枝乾姜湯を主方とし、八味丸を兼用として投与し、2年6ヶ月でほぼ全治しました。その後も元気な生活を送っています。

・現代病名:慢性肝炎

 
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2〈寝汗〉

治例図

52歳、独身女性。
子宮全摘の手術後に肝炎をやり入院、退院してからも臨床検査のデータが悪いので、病院から投薬されていたが、寝汗が毎晩、数回出て困るという。そのためカゼをひきやすい。気分もイライラするし、疲労が激しいという。柴胡桂枝乾姜湯の服用で、寝汗は出なくなり、元気になってきた。肝機能検査の成績も正常になり、仕事ができるようになった。

・現代病名:寝汗

 
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3〈柴胡桂枝乾姜湯で体賃改善〉

治例図

Uさん(45歳・男性)は、会社には毎日休まず通っているものの、日ごろから虚弱で疲れやすく、かぜをひきやすい体質でした。
特に最近は寝汗がひどく、ほかにも尿の量が少ない、口が渇く、口が苦いなどの不快な症状がいろいろ出ていました。なんとか体質を改善したいと、漢方薬局で相談すると、柴胡桂枝乾姜湯のエキス剤を処方されました。服用を始めて20日ぐらいで効果が現れはじめ、パジャマの着替えのために夜中に起きることもなくなりました。

・現代病名:体賃改善

 
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4〈2週間で口の中の渇きが気にならなくなった〉

治例図

Tさん(60代)は貧血気味で、どちらかというと体力がない女性です。
このところ、疲れがひどいように感じ、食欲も落ちていました。そういうことは昔からよくあつたので、大変な病気だとは思いませんでした。しかし、今回は、年齢的にそろそろ体をいたわらなければという思いもあって、近くにある漢方薬局の薬剤師に相談に行ったのです。
口の中が渇く上、肩がこって困るというTさんの訴えを聞いた薬剤師は、彼女の体調のほかの面もチェックしました。 冷えがあり、そのわりに尿の量が少ない、頭や首の周りにだけ汗をかく。寝汗をかくこともあり、動悸や息切れがするといった点を踏まえて、Tさんは、柴胡桂枝乾姜湯を勧められました。この薬を飲み続けるうちに、口の渇きが気にならなくなり、およそ2週間後には、体調がよくなったということです。

・現代病名:口渇

 
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5〈胃の重さが消え、思い込みも解けた〉

治例図

中学校の教員を勤める53歳のK子さん。
やせ型で顔色が悪い虚弱体質です。近年胃の辺りが重く、口が渇いて不快で、実際にはにおわないのに強い口臭があると思い込んでしまいました。
漢方も活用している医院に行くと「実はあなたは口臭などないが、これをどうぞ」と柴胡桂枝乾姜湯を勧められました。服用して2週間で口の不快感がなくなり、半年後には胃の重さも消え、それと平行して口臭も消えたと実感したそうです。心因性口臭の思い込みが解けたのです。

・現代病名:胃腸障害

 
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6〈症状と一緒に夫婦喧嘩も治まった〉

治例図

夫とともにクリーニング店を切りもりしているJ子さん(52歳)。
わりあい元気で、大きな病気もなく毎日忙しく過ごしてきました。しかし、50の声を聞いてから生理が遅れ気味になり、肩こりやめまいに悩み始め、気分がふさいで接客もおっくうになってきたのです。また、ときにはイライラして夫にあたり、あまりしなかった夫婦喧嘩まで頻発する始末でした。
隣の漢方薬局の老店主がJ子さんのそんな様子に気付き、女神散柴胡桂枝湯を勧めてくれました。服用し始めて3週間ほどで肩こりとめまいが治まり、さらに1ヵ月後には、気鬱もイライラもなくなりました。J子さんの回復を最も喜んでいるのは、八つ当たりの的だった夫だということです。

・現代病名:更年期障害

 
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7〈病気による目の乾きも漢方で改善〉

治例図

Tさん(45歳・女性)は、目の乾きで眼科を受診した際、シェーグレン症候群と診断され、その後すぐ、漢方を扱う医院を訪れました。実はTさんは、数年前にも目がショボショボする、ゴロゴロするといった不快症状があって、苓桂朮甘湯で治ったことがあるのです。
今回は、イライラなどの神経症状もあり、足腰は冷えているものの上半身は暑いといった症状を伴っていたことから、柴胡桂枝乾姜湯苓桂朮甘湯加附子が処方されました。これを飲んで4ヵ月後には目の乾きがほとんど気にならなくなり、今回もまた漢方薬に助けられたと、とても喜んでいます。

・現代病名:シェーグレン症候群

 
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8〈柴胡桂枝乾姜湯でのどの痛みが軽減〉

治例図

建設会社で現場監督を務めるHさん(45歳・男性)は、毎日工事現場で砂やほこりにまみれながら大声を張り上げて仕事をしています。体力に自信があった若いころは、仕事を終えると職人たちと必ず酒盛りをしてから帰宅していました。
ところが、40歳を過ぎたころから疲れやすくなり、特に2〜3年前からはかぜをひきやすく、すぐにのどの不調や腫れ、痛みを感じるようになりました。
重大な病気がのどの痛みとなって現れているのではないかと心配した奥さんは、Hさんを説得して漢方を扱っている病院へ連れていきました。担当医師は慢性咽頭炎と診断し、柴胡桂枝乾姜湯を処方しました。この処方は、肝機能を高め、抵抗力をつけ、体を温めてのどの炎症を和らげるというものです。
Hさんが、指示どおりにひと月ほど服用したところ、のどの痛みが和らぎ、その上尿の出がよくなるなど、体調も見ちがえるほどよくなりました。予期せぬ効果に喜んだHさんは「漢方は奥深い」と思いながら、今もこの薬を飲み続けています。

・現代病名:慢性咽頭炎

 
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9〈ひどい寒気が漢方薬で改善〉

治例図

Mさん(70歳・女性)は、しょっちゅうかぜをひいては寒気に悩まされていました。そのため、いつも帽子をかぶり、風の強い日には外を出歩かないようにしていたほどです。
お風呂に入っても、なかなか体が温まらず、特に背中がゾクゾクしているような状態で、訪れた漢方薬局では柴胡桂枝乾姜湯を処方されました。
飲みはじめてから1週間ぐらいで体が温かく感じられるようになり、寒気はしなくなりましたが、これを飲んでいると調子がいいと、その後も飲み続けています。

・現代病名:寒気

 
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10〈慢性の胆嚢炎が漢方で快癒〉

治例図

慢性胆嚢炎と診断されたMさん(35歳・男性)は、経過観察中で激しい症状はないものの、背中の重圧感や食後の胃部の不快感に悩んでいました。そこで、漢方薬も処方する医院を受診しました。

やせ型で神経質、尿量が少ないというMさんに処方されたのは柴胡桂枝乾姜湯です。朝夕2回の服用を続けていたところ、背中の重苦しさが徐々に取れてきました。

こうして、半年後には自覚症状がまったくなくなりました。そこで、最初に受診した大学病院で検査をしたところ、胆嚢炎はすっかり治っているとのお墨つきをもらったそうです。

・現代病名:慢性胆嚢炎

 
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10〈漢方を飲みはじめてここ3年間、全く発作が起こらない〉

治例図

慢性膵炎を患うYさん(38歳・男性)は、西洋医学での治療で痛み止めの薬を飲んではいるものの、一進一退を繰り返すだけの病状に悩んでいました。膵臓の炎症を示すアミラーゼ(消化酵素)の値も高く、糖尿病を発症する可能性もあり、毎日が気掛かりで仕方なかったそうです。

思い余ったYさんは、漢方を用いる医院を受診しました。やせ型で体カがなく、動悸や不眠を訴えるYさんに処方されたのは、柴胡桂枝乾姜湯です。

飲みはじめて3ヵ月もすると、アミラーゼ(消化酵素〕の値が正常値に戻るのに伴って西洋薬の量が減り、1年後にはすっかりよくなったそうです。

以来漢方薬を常に携帯し、飲み続けているそうですが、ここ3年間は全く発作が起こっていないとのことです。

・現代病名:慢性膵炎

 
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  ●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく細粒剤としたものです。
●7種類の生薬から成り、その主薬である柴胡、桂枝、乾姜を並べて、処方名としました。
●略称に「柴胡桂姜湯」(さいこけいきょうとう)、または「桂姜湯」(けいきょうとう)「姜桂湯」(きょうけいとう)という3つの呼び名があります。
 
 
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